2018.04.07 sat ~ 2018.08.31 fri
文部科学省の平成28年度「私立大学研究ブランディング事業」に採択された『「色」で明日を創る・未来を学ぶ・世界を繋ぐKOUGEIカラーサイエンス&アート』事業において、東京工芸大学のユニークな取り組みが加速しています。
事業の拠点となる色の国際科学芸術研究センター「カラボギャラリー」では、2018年4月7日(土)から第2回企画展『色覚を考える展』を開催。今回は、人やその他の動物たちがどのような「色の世界」を生きているのかを考えます。
例えば、犬は、「青・黄」の2色に反応する色センサーで世界を見ているといわれています。本展では、動物が見ている色彩を体験できるVR作品、赤外線・紫外線を利用したアート作品、ヒトの色覚の多様性とその仕組みについて理解を深める作品などを展示。初日には、ココリコ田中直樹さんを招いたオープニングトークイベントも開催されます。
本展の主旨は、「色」をテーマにして、最先端の「アートとテクノロジーの融合」を体験してもらうこと。これは、「工・芸融合」を特色とする東京工芸大学の学びの面白さを知ることにもつながります。
様々な動物の色覚は、人が見ている色とどのように違うのか、科学的事実をもとに色変換した比較画像によって、それぞれの動物の色覚特性を探ることができる体験型作品を展示します。
(C) Dr Schmitt, Weinheim Germany, uvir.eu
人の色覚は多様であり個人差があります。近年では、色覚型には5種類(C型・P型・D型・A型・T型)あるという考え方があります。ここでは、それらの色覚型について学ぶことができる映像作品とともに、それぞれの色覚型の人がどのように色を見ているのかを再現したソフトウェアを展示します。
私たちが普段見慣れている風景写真は、人の目には見えない赤外線が写ることによって、不思議な季節感のある幻想的な写真となります。本展ではPrzemyslaw Kruk氏(ポーランド)の美しい風景写真を紹介します。
開館時間 | 火曜日 - 土曜日 10:00 -17:00 |
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休館日 | 月曜日・日曜日・祝日 ※オープンキャンパス等の大学イベントがある際には不定期に開館する場合があります。 |
場所 | 東京工芸大学厚木キャンパス12号館 2 階 カラボギャラリー 〒243-0297 神奈川県厚木市飯山 1583 |
協力 | 浅田一憲・株式会社ハコスコ・Klaus Shmitt・Martin Stevens・The Natural History Museum(London)・株式会社乃村工藝社・凸版印刷株式会社 |
その他、会期中、色の体験ワークショップなど、さまざまなイベントを開催予定です。